コンテンツにスキップ
北海道札幌市に本社がある調剤薬局チェーン「ナカジマ薬局」の通販サイトへようこそ!
北海道札幌市に本社がある調剤薬局チェーン
「ナカジマ薬局」の通販サイトへようこそ!
乳酸菌と免疫力の関係を徹底解説|免疫機能についても紹介

乳酸菌と免疫力の関係を徹底解説|免疫機能についても紹介

近年、私たちの健康維持に欠かせない存在として、乳酸菌が大きな注目を集めています。この記事では、乳酸菌と免疫力の深い関係に焦点を当て、免疫機能との関係を徹底的に解説します。最新の研究データや臨床試験の結果を基に、乳酸菌がどのように私たちの体を守り、健康維持をサポートするのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。

乳酸菌の基礎知識

乳酸菌は、発酵食品やサプリメントに含まれる身近な存在ですが、その働きや種類は意外と奥深いもの。まずは、乳酸菌とは何かという基本から、その代表的な種類や特徴までを分かりやすく解説します。自分に合った乳酸菌を選ぶヒントを見つけてみましょう。

乳酸菌とは何か

乳酸菌とは、糖を分解して乳酸を作り出す細菌の総称です。種類は非常に豊富で、ヨーグルトや漬物、キムチなどの発酵食品に多く含まれています。腸内では善玉菌として働き、腸内環境を整えるうえで役立つ存在です。健康を維持するためにも、毎日の食事にうまく取り入れていきたいものです。私たちの生活に、古くから深く関わってきた身近な菌のひとつと言えるでしょう。

代表的な乳酸菌の種類と特徴

乳酸菌には数百種類もの多様なタイプが存在し、それぞれに異なる働きや特徴があります。近年の研究では、新しい乳酸菌が次々と発見されており、その数はおよそ300種類にのぼるともいわれています。ヨーグルトや発酵飲料など、身近な食品に含まれる乳酸菌もさまざまで、種類ごとに期待される効果も異なります。自分の体質や目的に合わせて、適切な乳酸菌を選ぶことが大切です。

乳酸菌の種類

主な含有食品

特徴・期待されるはたらき

L.カゼイ菌

ヨーグルト、チーズ

乳製品によく使われる。健康的な腸内環境の維持をサポート。

L.ガセリ菌

ヨーグルト

日本人由来の乳酸菌。内側から整えるアプローチとして注目されている。

L.ラムノサス菌

ヨーグルト、サプリ

外部環境の変化に強く、幅広い場面で活用されている。

ビフィズス菌

ヨーグルト、発酵乳

腸内に多く存在する善玉菌のひとつ。腸内バランスの維持に寄与。

L.プランタラム菌

キムチ、ぬか漬け

植物性乳酸菌の代表格。日本の伝統食にも含まれる。

 

手軽に乳酸菌を1兆個とれる!!

乳酸菌スペシャルはこちら>>

乳酸菌と免疫の深い関係性

ここでは乳酸菌と免疫の関係性についてみていきましょう。

腸内環境が免疫力を左右する理由

腸内環境は、免疫力に関する健康維持において重要な役割を果たします。 その理由は、腸が体内で最大の免疫器官とされているからです。実際、全身の免疫細胞の約70%が腸に集中しているといわれています。

腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌と呼ばれる細菌が存在し、それぞれがバランスを取り合っています。このバランスが崩れると、悪玉菌が増殖しやすくなり、免疫機能が乱れやすくなることがあります。

善玉菌の一種である乳酸菌は、悪玉菌の働きを抑えながら腸内環境を整えるサポート役として、健康的な腸内環境の維持に寄与すると言われています。

腸管免疫における乳酸菌の役割

腸には、病原菌やウイルスなどの侵入を防ぐ「腸管免疫」と呼ばれる防御システムが備わっています。これは、腸内にある免疫細胞が異物を感知し、排除するしくみです。

乳酸菌はこの腸管免疫に働きかけ、免疫細胞の活性化を促します。特に、樹状細胞やT細胞、B細胞などの働きをサポートし、抗体の産生や炎症反応の制御にも関与するといわれています。

つまり、乳酸菌は単に腸内環境を整えるだけでなく、免疫システムそのものの“司令塔”にも影響を与えている存在です。継続的に乳酸菌を取り入れることで、外敵から身を守るための体内の備えが整っていきます。

研究が進められている乳酸菌の免疫効果

乳酸菌が注目される理由のひとつに、「免疫力との深い関わり」があります。実は、免疫機能の多くが腸で働いていることをご存じでしょうか?ここでは、腸内環境と免疫の関係、そして乳酸菌が担う重要な役割について、分かりやすく解説していきます。

最新研究から見る乳酸菌と免疫機能

近年、乳酸菌と健康との関係を明らかにするための研究が進んでいます。たとえば、農研機構と理化学研究所の共同研究(2020年)では、特定の乳酸菌株Lactobacillus plantarum L-137の摂取が、ヒト由来の免疫細胞の働きに変化を与える可能性が示唆されました[※1]。
また、東京大学医科学研究所などのレビュー(2021年)では、乳酸菌が腸内の環境を整えるだけでなく、体の防御機構とされる細胞群との相互作用にも関与している可能性が指摘されています[※2]。

このように、乳酸菌の中には、健康を保つうえでさまざまな仕組みに関与することが期待されているものもあり、今後の研究がさらに注目されています。

※1:Fujiwara, D. et al. (2020). Immunomodulatory effects of heat-killed Lactobacillus plantarum L-137 on human NK cells. Journal of Functional Foods, 70, 103980.

※2:Kanauchi, O. et al. (2021). Probiotics and the gut immune system: Clinical and preclinical evidence. Trends in Food Science & Technology, 108, 265–276.

 

手軽に乳酸菌を1兆個とれる!!

乳酸菌スペシャルはこちら>>

菌株による効果の違いと特性

乳酸菌は、同じ種類でも菌株ごとに性質が異なり、それぞれに特徴的な働きがあることが報告されています。たとえば、ビフィズス菌の一種「Bifidobacterium longum BB536」は、整腸をサポートする可能性が示唆されており、「Bifidobacterium breve M-16V」は育児用のミルクなどに用いられることもあります。また、「Lactobacillus casei Shirota(L.カゼイ・シロタ株)」や「Lactobacillus acidophilus L-92(L-92株)」といった特定の菌株は、長年の研究対象となっており、食品表示にも使われています。

菌株名が明記されている発酵食品やサプリメントは、摂取する目的に応じて選びやすくなっています。日常的に取り入れる際は、自分の体調やライフスタイルに合わせて、特徴の異なる乳酸菌を試してみるのも一つの方法です。

免疫力向上に効果的な乳酸菌食品

乳酸菌の力を日常生活に取り入れるには、日々の食事がカギとなります。ヨーグルトや発酵食品をうまく取り入れることで、免疫力の維持や健康づくりに役立てることが可能です。ここでは、乳酸菌を含む代表的な食品や、毎日続けるための工夫をご紹介します。

発酵食品の栄養価と免疫への影響

発酵食品には、乳酸菌だけでなく、ビタミンやミネラルなど、免疫と健康の関係をサポートするために重要な栄養素が多く含まれています。例えば、ヨーグルトは、カルシウムやタンパク質も豊富で、腸内環境を整えるだけでなく、骨や筋肉の健康維持をサポートする効果が期待できます。発酵食品を摂取することは、乳酸菌の効果に加えて、体全体の健康をサポートする上で役立つと言えるでしょう。

毎日続けられる乳酸菌食品の選び方

毎日、乳酸菌を摂取するためには、生活に取り入れやすい食品を選ぶことが重要です。ヨーグルトや発酵ドリンクなど、手軽に摂取できるものがおすすめです。また、食品に含まれる乳酸菌の種類や量も確認し、自分のライフスタイルに合った乳酸菌食品を見つけてみましょう。飽きずに続けられるように、様々な種類の発酵食品を試してみるのもいいですね。日々の習慣として乳酸菌を摂ることは、健康な体を維持する上で役立ちます。

忙しくてもできる乳酸菌の取り入れ方

「毎日続けるのは大変そう」と思われがちな乳酸菌習慣ですが、実は忙しい日々の中でも、ちょっとした工夫で無理なく続けられます。ここでは、朝の時間を活用した方法や、サプリメントを使った手軽な取り入れ方など、生活に合った実践術をご紹介します。

朝の習慣にプラス!時短でできる乳酸菌の摂り方

「朝はバタバタしていて、健康のことまで気が回らない……」という方も多いのではないでしょうか。でも実は、乳酸菌はちょっとした工夫で朝の習慣に取り入れられます。

たとえば、いつもの朝食にヨーグルトを1つプラスしてみる、乳酸菌入りのドリンクをコンビニで買って飲む、そんな手軽さでOKです。冷凍フルーツとヨーグルトを混ぜてスムージーにすれば、気分も上がって一石二鳥です。

大切なのは、「毎日きっちり続けること」よりも、「できるときに、ちょっとだけやってみる」こと。自分のペースで、気負わず続けてみてくださいね。

1日1粒でOK!サプリメントで手軽に続ける健康習慣

「毎日ヨーグルトは続かない」「発酵食品がちょっと苦手…」という人でも、乳酸菌サプリメントなら取り入れやすいかもしれません。忙しい朝でも1粒をポンと飲むだけなら、時間も手間もかかりません。

特に、通勤前や就寝前など、自分の生活リズムに合わせて摂れるのがサプリメントのいいところ。コンパクトで持ち歩きやすいので、出張や旅行のときにも続けやすいのが魅力です。

選ぶときには、どんな乳酸菌が使われているかや、添加物の有無などもチェックしてみましょう。無理なく続けられる方法を見つけて、気軽に「腸からの健康づくり」を始めてみてくださいね。

お子さんやお年寄りでも簡単に取れる

乳酸菌ペーストはこちら>>

乳酸菌を正しく選んで摂るためのポイント

乳酸菌を毎日の習慣にするには、自分に合ったものを選び、正しく取り入れることが大切です。ここでは、摂取時に気をつけたいポイントや、副作用への対処法をわかりやすく解説します。選び方に迷ったときに頼れる存在についても紹介します。

副作用や摂取時の注意事項

乳酸菌は一般的に安全な食品ですが、摂取する際にはいくつかの注意点が存在します。まれに、乳酸菌の摂取によってお腹がゆるくなる、ガスがたまるなどの症状が現れることがあります。特に、大量に摂取した場合や、体質に合わない種類の乳酸菌を摂取した場合に起こりやすいです。もし、症状が現れた場合は、摂取量を減らすか、摂取を中止し、医師や専門家に相談しましょう。

迷ったときは薬剤師に相談するのが安心です

どの乳酸菌が自分に合っているか迷った時は、薬剤師に相談するのが安心です。薬剤師は、乳酸菌の種類や効果、摂取方法について専門的な知識を持っており、個人の体質や健康状態に合わせたアドバイスを提供してくれます。また、他の薬との飲み合わせや、副作用についても相談できるため、安全に乳酸菌を摂取することができます。迷った時は、専門家の意見を聞くことが、健康への近道です。

乳酸菌と免疫力の関係を徹底解説|免疫機能への効果も紹介のまとめ

乳酸菌は、ただの整腸成分ではなく、私たちの免疫機能とも深く関わる存在です。腸内環境を整えることで、免疫細胞の働きがスムーズになり、外敵への備えが自然と整っていきます。

難しい知識や特別な努力は必要ありません。まずは、朝のヨーグルトや1日1粒のサプリメントなど、小さな習慣から始めてみませんか?

「なんとなく不調…」を感じたときこそ、自分の体に目を向けるタイミング。この記事が、乳酸菌を味方につけて健やかな毎日を過ごすきっかけになれば嬉しいです。

ご自身に合った乳酸菌の選び方や取り入れ方に迷ったときは、ぜひナカジマ薬局にご相談ください。
薬剤師が、あなたの体調や生活スタイルに合わせたアドバイスを丁寧にご提案いたします。

 

前の記事 歯周病と乳酸菌の関係性【むし歯や口臭】口腔環境のサポートによる効果とは?
次の記事 腸活には乳酸菌とビフィズス菌!おなかが喜ぶ食生活のコツ